HOME驚きの地下利用法 > 共同溝でライフラインを守る

共同溝でライフラインを守る

私たちの生活を守る「電気」「上下水道」「ガス」「電話」などは、道路の下の共同溝という設備の中で管理されています。これらのライフラインを1つにまとめた要因としては、それまでは何かの工事があるために都度道路工事をしていたため、共同溝によって道路工事の減少による費用・交通渋滞の削減があります。また、電柱や電線の削減による景観の回復などが挙げられます。

地下は地震に対して影響が少ないため、ライフラインが地下にあることで、まったく使えなくなることを防ぐことができます。

共同溝の発祥地はパリ

共同溝が登場したのは、1832年にコレラが大流行したパリが始まりとされています。当時のパリでは、コレラの原因になる「糞尿」の処理が問題視されており、公道の地下に共同溝を作り、そこに下水管を納めました。あわせて、電話や信号のケーブルなども地下に埋め、その後のパリの発展へとつながっていきます。

おすすめ