自然景観に配慮した地下空間

都心以外でも自然景観に配慮した結果、「地下空間」を選択する場合もあります。

例えば、長野県と群馬県の間にある「神流川発電所」。こちらの発電所では、揚水式発電という方式を使用しています。具体的には、「神流川発電所」より上部にある長野県の南相木川の「南相木川ダム」から下部にある群馬県の神流川の「上野ダム」の各調整池に地下に埋めた発電所を介して水を落とし、この有効落差を利用して発電を可能にしています

日本最初は北海道

日本で最初に地下空間を利用して水力発電設備を作ったのは1943年。北海道空知郡に建設された「雨竜発電所」が最初の発電設備と言われています。

現在では、地下空間を利用した電力設備や発電設備は年々と増え、また、その規模も大きくなっています。