スイスのジュネーブ、にある「モンブラン駐車場」。こちらの駐車場は、1972年にレマン湖底に竣工しました。排気口や事務所以外は、すべて湖の下に作られています。駐車スペースはやや低めで中・小型用専用になっています。
どうして、湖の下に作られたかということですが、レマン湖周辺は、長い歴史を感じる建築物や石畳の道などが多くあり、そのような中に環境や景観を損ねる地上駐車場が建設が国民投票で禁止され、そのために地下に駐車場が作られました。
地中は、1年中に10~15度程度の温度を保っており、天候・天災などの影響を受けないのが特徴です。この地中熱エネルギーを利用して、ヨーロッパでは古い時代からワイン貯蔵庫地下を利用してきました。