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シールド工法 その2

通常のシールド工法は横方向に彫り進めるため、スタート地点に大きな縦穴を掘る必要があります。そのため、スタート地点周囲への影響が大きく、作業場所の確保なども必要になってきます。そこで球体シールド工法というやり方が考えられました。この方法は地上にセットしたシールドマシン自身に縦方向に穴を掘らせ、目的の深さに到達したら、球状になっている先頭部分を回転させて横方向に掘り進むという物です。狭い場所に有効なばかりか、深ければ深いほど従来の縦穴を掘る方法よりもコストが安く済みます。

掘った土の行方

シールド工法で掘り出された大量の土は当然地上へ運び出さなければなりません。単純に運ぶのは大変な作業になるので、水を入れて流して送るなどの方法が取られます。最終的には産業廃棄物になるため、量を減らす為に粘土と砂に分離させたり、水分を抜いて処理します。

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