トンネルを掘る方法の代表例として山岳トンネル工法やシールド工法、開削工法、沈埋工法の4つがあげられます。
山岳トンネルは岩盤に作られるもので、高速道路や新幹線のトンネルなどとして掘られています。このトンネルを作るには在来工法とナトム工法がありますが、現在は主にナトム工法が使われます。
シールド工法はフナクイムシの様にシールドマシンで掘った部分を固めながら掘り進む工法です。
開削工法は地上から直接穴を掘り、トンネルの完成後に埋め戻す工法です。
沈埋工法は浅い海底にトンネルを作る際に使用されう工法で、出来上がったトンネルを海に沈め埋める方法です。
各工法にはコストの違いや向き不向きがあります。低コストで行える開削工法は、地上を切り開くため建物や道路といった周囲への影響が大きい為、地上に何かある場所ではあまり使われません。そのような場所では、コストが高くても地上への影響が少ないシールド工法が選ばれます。