東京のような大都会では車による渋滞も起こりやすく、その緩和対策は深刻な問題です。この渋滞問題を解消するため、現在、東京都心を中心に全長47kmの「首都高速道路中央環状線」なる道路がつくられています。
その区間の一部である「中央環状新宿線」は、主に西側を支える道路です。「山手トンネル」という名称もつけられ、地上の「山手通り」の地下30mほど下を走るといったトンネル式の道路になっています。トンネルの問題で発生しやすい騒音問題にも配慮し消音装置を付けたり、火災などに対してもあらゆる対策がなされています。
「山手トンネル」では安全を守るため、様々な工夫がされています。例えば、「山手トンネル」内には24時間体制の監視カメラが約380台設置されています。
また、最大350m以内に常に非常口を用意し、万が一火災が起きても10分以内に避難ができるようにつくられています。